タビクラ!- 福岡ハチャメチャ30代夫婦のライフクラック

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タビクラ!- 福岡ハチャメチャ30代夫婦のライフクラック

福岡でAIRBNBを運営している夫婦のハチャメチャ生活。ゲストハウスを通して、インターナショナリズム教育やライフワークバランス、貧困層の脱却などを企てています。うまくいかないことばかりで、結構めげたりしますが温かい目で見守ってね。

奇跡

オピニオン

福岡で最高のストリートがある。

天神まで、自転車で行けるのに、人もそこまで多くない。

福岡を代表する大濠公園まで徒歩10分で行ける。この駅から天神、博多駅福岡空港まで地下鉄一本で行ける。

 

さらに目の前には小さな港になっていて、釣りをしたり、散歩したりと、海を感じることができる。
周りには小洒落たBARやカフェ、老舗の洋食屋などが絶妙に街の雰囲気とマッチングしている。

 

それでいて、あまり観光雑誌にも載せらていないし、近所にある"大濠"というブランドネームが、このストリートの存在を地元民にもかき消してくれている、隠れエリアだ。

ここは誰がなんと言おうと間違いなく福岡で一番イケてるストリートだ。

 

残念ながら、ネットや賃貸情報誌には空き物件など上がらない。
僕は諦めきれず、直接足を運び、物件を探していた。


一つの古ぼけた旅館があった。


その右手には家が2件連なっている。

どの建物もチャイムもないし、ポストもテープで閉められている。
シャッターは閉まり、人の気配もない。
きっと空き家だろう。

 

旅館の左手にある車工場に聞いてみたが、時々、おかみさんが掃除をしているようだ。
おかみさんの連絡先も分からず、いつ来るか分からないので渋々帰った。

 

それから2ヶ月。
持てる時間と能力を、民泊に全て使っていたので、頭の隅には一つの夢として、置いてあったが、何も行動を起こしてはいなかった。

 

全てを失うまでは。

AIRBNBで人生詰んだ - 旅するように暮らしてみよう。

 

AIRBNB強制退去その後 - 旅するように暮らしてみよう。

 

話は変わるが、夜間働いているゴミ収集の同僚に元コインパーキングの営業マンがいる。
彼は空き地や空き家を訪ねたりするエキスパートだった。
以前同僚から、物件や土地の所有者を探す方法を教えてもらっていた。
法務局に行けば、調べる事が出来るらしい。
今はネットでも調べる事が出来るらしい。

その事を思い出した僕は、さっそく調べてみる。
しかし、なぜか土日祝はサイトにアクセス出来ない。
こんなにも平日が待ち遠しいのは生まれて初めてだ。

 

成人の日が終わり、朝仕事を終えて、帰宅してすぐにネットで旅館の所有者を検索した。

しかし、旅館の持ち主は隣の空き家になっている。
さらに、その空き家の持ち主の住所も、同じ所になっていた。

 

完全に手がかりを失った。

 

じっとしていても仕方ないので旅館に行く。
旅館、空き家、ノックするがやはり誰もいない。
諦めきれず周りをうろちょろしていた。

 

すると可愛いワンちゃんとおばあちゃんが散歩をしていた。

 

僕はトークが苦手だ。
ご覧の通り文章も苦手だ。

 

数年前、雨の日に、足が悪そうなおばあちゃんが乳母車?で、スーパーに来ているのを見て、ネットスーパーを使えば、楽に買い物出来るのに!と思い、近所の家にピンポンしまくった事がある。

 

「すいません!インターネットってご存知ですか?すごく便利なので、使って見ませんか?」

「よく分からないけど、銀行口座やらクレジットカードやら全部お金抜かれたりするんでしょ!怖くてそんなの使えないわよ!あなた、どちらさん?身分証と住所教えてくださる?」

 

見事に撃沈した僕は、これ以降、特に高齢者が苦手になっていた。

 

しかし、今はそんな事言ってられない。
あの恐怖が脳裏にうかんだが、勇気を振り絞って話しかけた。

 

「こんにちは!お尋ねしたい事があるんですが、近所に旅館あるの分かりますか?僕、この辺で民宿やりたくて、旅館のおかみさん探してるんですけど、どこにいるか知っていますか?

 

「あー○○さん?知っとるよ〜。お兄ちゃん民宿したいとね?話してごらん。すぐそこやけん私が○○さんの家まで案内しちゃあよ」

 

ジーザス!


勇気を振り絞ったかいがあった!

 

連れて行ってもらった場所は、僕がさきほど足を運んだ、チャイムもない古びた旅館。
え?まさかここに住んでいるのか?

 

僕は質問した。


「あの、ここにおかみさんは住んでらっしゃるんですか?」


「そうよ、でも留守みたいね〜いつもは自転車が止まっとるとよ」


「そうですか!ありがとうござ」


と!その瞬間、


「あっ!来たばい!あの人がおかみさん」

 

颯爽とチャリンコに乗ったおかみさんが登場。宿の持ち主だった。

おばあちゃんが一緒にいてくれたから、警戒心も全然ない。

僕はさっそくおかみさんに相談した。

 

「ここで民宿がしたくて、探していたのですが、今、旅館って使ってらいっしゃいますか?」

 

すると驚きの回答!

 

「あら、そうなの?私も跡取りを探してるんですよ。子供たちはだーれも後を継がないの」

「それに閉めたら旅館営業も許可を取り直すのが大変でしょ?、だから今は休業状態にしてるの」

 

ということはすぐにでも始めることができる。

 

ジーザス!


奇跡発生中です

 

しかし僕の人生はそんなにイージーモードではない。


「私は、私と旅館をまとめて面倒を見てくれる人を探しているの、この旅館に一緒に住んでくれて、老後面倒を見てくれる人、もちろん私も働くわよ」

 

え?思考が停止する。
あーなんだ、ただの爆弾発言か


f**kinジーザス!

 

僕「あの、この旅館とその右手の空き家と、さらにその隣の空き家どれか3つで探しているんですよね」

 

女将「隣(右手の家)の方は、ずいぶん前に亡くなって、多分親戚が管理しているんじゃないかしら?私分からないわ〜、その隣の空き家は旅館の隣(左手)の自動車やさんの建物なの、私のと(空き家)敷地が繋がってるから、社長は売るなら私にしか売らないって言ってるのよ〜」

 

なぜ嘘をつくおかみさん。


住所では隣の空き家の所有者もあなたのはずです。

同居人を探しているのか。
それとも僕の勘違いなのか。

 

一体僕にどうしろというのでしょう神様

 

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