ナンジャカンジャでニューヨークから3年。
ブルックリンから絶対に成長して帰ってきてやるぞと熱くちかった日を思い出します。
どうも!キングコングじゃない西です。
キングコングコング西野さんが現在ニューヨークですごく面白そうな個展を開いています。ARやVR!
古い絵本に最新のテクノロジーを組み合わせるという。
流石ですね。
僕は真逆に、実際に、来て、見て触って、体感しないとどうしようもないものを作っています。
トチノキの一枚板です。
木は呼吸していると言われますが空気中の湿気などを吸ったり吐いたりする事です。
生命体としては機能しておりません。
木ってのは見るだけで癒されます。
触ったらもっと癒されます。
理屈は不明ですが、人を癒す何かを持っている事は
0歳児で実証済みです。
娘も満面の笑みで木をなでていました。
我らが西松リゾートは世界で初めてこの癒し効果と木の特性を活かしたウッドアロマ、メディカルウッドを作成中でございます。
木に精油やオーガニックの食用油を染み込ませて空間そのものを癒す作戦です。
分泌量は木がその日の気温や湿度に合わせて木が決めてくれます。
まず初めにマル秘オイルをたっぷりと染み込ませました。
このオイルはスーパーフードで有名でして、海外ではガンやてんかんの薬としても使用されています。
100%オーガニックでカナダから輸入しました。
一週間ほど馴染ませたあと、再度オイル塗りです。
徐々に固めのオイルにしていきます。
健康に良いとされる亜麻仁油を使用しました。
亜麻仁油はオメガ3が入っていまして、ガンを抑える他、ストレスやアトピー改善などに良いとされています。美容にも効果があるので女性に人気みたいですね。
あ、食べたらの話です笑
亜麻仁油は速乾性の油で酸素に触れると固まる性質があります。
よう素値と言って不緩和脂肪酸が多いほど固化しやすいです。亜麻仁油のよう素は190~204。
よう素値=自然発火しやすいです。
ウエスなどで塗って放置しておくと希に燃えるらしいので、使い終わったら必ず水につけて捨てないのと大変な事になりかねません。
ちょっと難しい話になりましたが、要は木を表面ではなく内面で補強してくれているという事です。
栃の木はもろいのがデメリットなので、保護も含めて亜麻仁油を使用しました。
ちなみにメリットはシルクのような黄金色です。
下の画像は2度塗りした後の亜麻仁油です。
黄金になってきました。
塗る前はこんな感じでした。
固めつつ癒すという一石二鳥のオイルフィニッシュ、ウレタン塗装と違い、成分が気化したり、膜を貼っていないので太陽光などの熱を直接受けるので年々風化したりメンテナンスをしなければなりませんが、それこそが正に生きている、木製品の醍醐味ではないでしょうか。
どんなにテクノロジーが上がってもこういった空間そのものを癒してくれる木を再現する事は100パーセント不可能です。リアルだからこその遊びを楽しみたいと思います。
引き続き仕上げ作業を行います。
作業風景動画で撮影しています。
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